免疫力が高い人は体内に病原菌やウイルスが侵入しても免疫細胞が撃退してくれるので病気になりにくい。 とコロナ渦で何度か耳にした記憶ががあるのではないでしょうか?
免疫力が低い ⇒ 免疫細胞の数が少ない に置き換えると、外敵(病原菌やウイルス)や日々体内で生まれているがん細胞を撃退できる数が少なくなってしまう。ということで体調不良からくる肌荒れや病気、ガンにもなり易くなってしまう可能性が高くなるのでは?と容易に想像できるここと思います。
ですから、外敵やがん細胞を撃退してくれる免疫細胞の数を増やす ⇒ 免疫力を上げることが様々な意味で大切だとご理解いただけると思います。
免疫細胞が外敵を攻撃して身体の健全性を維持する役割を担っていると理解できても、「免疫力上げる」には何をすればいいの? というのが現実かと思いますが、極端に特別なことをすることはなく生活習慣を整えることを基本に、日常のちょっとしたことを少しづつ付け足していくイメージで進めていけば良いと思います。一度に何もかも出来る人はほとんどいませんので…
【生活習慣を整える】
ある程度決まったリズムで生活することを心掛けましょう。寝る時間、起きる時間、食事を摂る時間など一定のリズムであれば体内のホルモンバランスも安定し身体の負担の軽減され、免疫力の向上にも繋がるはずです。
「寝る時間も起きる時間も食事を摂る時間も毎日バラバラの例として」
眠りについたから身体が体内を整えようと思っていたら短時間で起きてしまった、起きたのだから活動に向けての準備に慌てて切り替えていると、起き抜けに食事か始まり食べ物を消化する準備と活動の準備と並行してしなければならない…
文面を読むだけで「慌ただしそう」と感じていただければ幸いですが、毎日違うパターンでこんなことが繰り返されていたら身体に負担がかかりそうなのは想像できると思います。
体力回復・免疫力向上の為にも7.8時間睡眠で決まった時間に寝起きし、決まった時間に食事をして身体に余分なストレスを与えない生活習慣を心掛けるだけで、少し免疫力が上がるような気がしませんか?
【食習慣・腸活】
免疫細胞はその多くが腸内に存在し飲食物に混ざって侵入した外敵を撃退、吸収器官の腸が外敵を体内に取り込まないようにするためだと考えられます。
腸内環境がよくないと腸内環境改善だけで膨大な免疫細胞を消費してしまうことになり、腸以外に現れる外敵(病原菌やウイルス)やがん細胞の撃退が疎かになってしまいます。
食習慣では、添加物の多い食品やお菓子、人口調味料を控えたり、ダラダラ食べで腸内にずっと飲食物がある状態が良くない環境を招き易いと言われています。 食べ方では早食い・炭水化物から食べるなどは血糖値の急上昇など生活習慣病リスクに繋がり兼ねません。出来ればベジファーストで腸内細菌が増えやすい状況と内臓がゆっくり活動できる環境をつくるようにしたいところです。
腸内環境を整えるといえば「腸活」が有名ですね。多様な腸内細菌がいる環境は免疫細胞の負担を軽減してくれるので、免疫力UPには最強のパートナーといえます。別記事でも紹介していますので参考までにご覧ください。
【楽しい・笑顔・感情コントロール】
気持ちがいい、楽しいと感じる時や笑っている時は、免疫細胞(ナチュラルキラー細胞など)が活性化することがわかっているようです。 また、笑うときに動く筋肉を使うと「楽しいと感じている」と脳が認識するようで、笑顔でいるだけでも免疫細胞の活性化に繋がるならば「やらない」選択肢は考えられませんね。
反対に、ストレスを感じるとアドレナリンやコルチゾールといったホルモン分泌され免疫力を低下させることも分かっているようなので、イライラを長引かせないとこも大切になるのでリセットするローティーンを確立したり、イライラしない感情コントロールを習得すれば免疫力低下を防ぐことに繋がりますね。 別記事でも触れていますので参考までにリンクを張っておきます。
免疫力が高ければ高い程、身体の健全性が向上し、身体が健全だからこそお肌のターンオーバーサイクルが正常でいつも整った素肌を保っていられる。とご理解いただけたことと思います。
まずは生活習慣を整えること、すなわち、しっかり睡眠時間を確保するだけでも肌艶が変わってくるかもしれません。その上でご自身が取り入れやすいものを順次取り入れていただければと思います。 一度に全てやることよりも少しづつでも5年10年と続けることの方が大切ですので、ゆっくり確実に続けられる順番で取り組んでみてはいかがでしょうか。