主観で決めつけない、客観視がヤッパリ大切な訳(T_T)

 「健康の為にはバランスの取れた食事が大切!」ある程度の年齢になった大人なら誰でも知っている事です。

 ほぼ全ての成人に当てはまる「健康」に年を重ねるのに重要な事柄です。しかし、「全ての人に当てはまる訳ではない」事も冷静に思考を巡らせると気付くことが出来ます。 人はどうしても、正しい事柄は「全てに当てはまる」と思い込んでしまう生き物のようです。(私だけかもしれませんが… ^ ^; )

 キッカケとなった記事を読んで自身の至らなさ・傲慢さに落ち込むと共に、大切なことに気付かされました。 それは「客観的に状況を捉えること」の大切さでした。

 今年88歳になる母親が歯の悪いことも相まって偏食癖がエスカレートし、最近「激ヤセ」してしまったのです。心配だからと普段食べない体に良いものを食べさせるようにしていたのですが、上記記事を読んで愕然としました。 その状態で本当に怖いこと(大切なこと)は、動かなくなる ⇒ 筋量減る ⇒ 転び易くなる ⇒ 入院する ⇒ 筋量が減る のループでした。

 それを改善するには、「バランスの取れた食事」は二の次、運動するためのエネルギーと筋量UPの為のタンパク質の摂取をメインに食事をさせなさい。とのことなのです。

 謙虚に母親の客観的な状況とこれから先の事を考えれば、上記記事の内容は「ごもっとも!!」と言うしかありませんし、痩せる ⇒ 転ぶ ⇒ 入院する のループは色んな所で耳にしたことがある話なのに…

 忙しい日々を生きる現代人の宿命? なのかもしれませんが、忙しく生活する ⇒ 主観的に判断する ⇒ 間違いが起こる ⇒ ストレスが溜る の無限ループに陥らないように、自身の主観で物事を性急に判断せず、「一呼吸おいて」客観的に物事を判断することの大切さを痛感させられました。 一つの事実は「ひとつ」でしかないのですから…

 この現象は美容や健康にも当てはまる事を喚起したいと思います。 「〇〇成分がお肌を若返らせる」や「栄養成分〇〇が血糖値を改善」などの謳い文句を良くお聞きになると思います。
 「ある意味事実は事実」なのですが、一つの要素でしかない事をご理解ください。決して万能ではなく、それ単体で結果が出た訳ではないことをご理解いただきたいのです。

 卵焼きを作るにしても、「卵・塩・油・フライパン・コンロ・コンロを構成する無数の部品・ガス・ガスを供給するインフラ等々」人の手間以外の部分でも想像を絶するほどの要素が必要になるのと同様に、栄養素や成分は人の体内でその人に生存環境にベストな状態になるように分配・調整・化学変化を繰り返して「目に見える形に現れる時もある」程度の「一つの要素」でしかない事をご理解ください。
 
 そんな謳い文句に踊らされることの虚しさに気付き、「物事の本質」に目を向け、それを日常生活に取り入れることでどれだけ「心のゆとり」が取り戻されることでしょうか?? 情報過多な現代だからこそ「客観的な判断」で賢く取捨選択をしていただき、心にゆとりを取り戻すようにしていただきたいと願っています。 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です