年末定番、来年こそは… をスモールステップからの習慣化で実現する①

 結論としては、習慣化(クセづけ)さえできれば来年の目標は実現します。しかし、その習慣化ができないから目標が実現していないのも事実かと思いますので、改めて習慣化(クセづけ)の必要性と、習慣化に欠かせないポイントとを幾つか上げてみたいと思います。

≪習慣化し難い理由≫
 人の身体と脳は 現状=安定・安心 とインプットされているようで、現状からの変更を無意識に拒絶して元の状態に戻そうとするようです。なので新しい習慣を身に付けることのハードルは高く、新年の目標の実現率が低いとも言えますが、習慣化のコツが分かれば、実現率は上昇するのではないでしょうか?

≪習慣の仕組み≫
 人の身体(脳)は経験したことを記憶して、ほぼ無意識に行動・思考できるように行動・思考回路をつくることで脳の負担を軽減している面と、頻度の高い行動や思考はスピーディーにアクションを起こせるようにしているようです。
 
 ご飯を食べる時、箸の持ち方や動かし方、食材を掴んで口に運ぶ動作を毎回毎回考えている人は居ないはず、小さい頃から繰り返し行ってきた行動が習慣化されているからです。 最も新しい習慣といえば、帰宅後の手洗いうがいという方が多いのでは? コロナ渦で嫌というほど身体(脳)に刷り込まれましたね…  そういった習慣は無数にあり無意識に行動できるほどに身体(脳が記憶している)に染みついているのです。

 部活動をしていた方は「体に染みつくまで反復練習」という言葉を良くお聞きになったのではないでしょうか? 何度も何度も同じことを繰り返すことで、脳に大切な行動 として記憶させ無意識でも実行できるようにインプットしていたのです。

 習慣化するということは無意識で「やりたい行動や思考」ができてしまう状態をつくる事 と考えれば、新しい習慣を身に付けるハードルが少し下がるように感じられるのでは?

≪習慣化(クセづけ)へ向けて≫
 上記で触れたように一度身体に染みついた習慣はストレスなく無意識に行われるので、高いモチベーションや意識は必要ありません。必要なことは、自身の日常の中でストレスなく行動が起こせるスモールステップの枠組み作りを考え、習慣になるまで待つだけ。 気付いたら習慣になっている なんてことがあるかもしれません。
 
 
 習慣化(クセづけ)には、⓵行動習慣(勉強、日記、読書など) ⓶身体習慣(運動、早起き、禁煙など) ⓷思考習慣(ポジティブ思考、論理的思考など) があり目標がどれにあたるかで習慣化までの期間がある程度分かっているようです。⓵は1ヶ月程度、⓶は3ヶ月、⓷は6ヶ月と、すぐ習慣化できる訳ではないようなので、すぐに結果を求めない心構えも必要ですね

 次回は、習慣化に欠かせないポイントについて詳しく見ていきたいと思います。

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