お肌の乾燥予防にもなる? 小さな事から身体を温める習慣づくり

 寒く乾燥する時期がやってきました、身体の冷えを感じていませんか?  身体の冷え ⇒ 血流の低下 ⇒ 身体の冷え といった負のループは肌代謝の低下にも繋がり肌環境がより一層整い難くなってしまいます。
 肌代謝の低下でお肌に潤いを届け難くなっているのに、乾燥の季節が追い打ちをかけて「お肌はカサカサ」なんてことになっていませんか?
 
 「冬場でも潤った肌」には、代謝の良い肌環境 ⇒ 良好な血流 ⇒ 代謝の良い肌環境 といった好循環を冬場でもキープすることが大切になります。 身体を冷やさない工夫を身に付けて「冬場でも潤った肌」を目指しましょう。
 
 
 すぐ実践できる方法としては、⓵防寒対策 ⓶食べるもの飲み物で温まる ⓷行動習慣で温める などが考えられます。また、長い目で冷えにくい身体づくりに注目するともお勧め、冷えにくい身体 = 代謝の良い身体 は健康にも美容にも適した身体と言えるからです。

≪防寒対策≫
 ここは詳しく触れるまでもないですね… 特に手首・足首・首・お腹へのケアは忘れないでください。
 
≪食べ物飲み物で温まる≫
 【食べ物】では、冬が旬、寒冷地で育つ、暖色系、水分が少ない、発酵食品を意識してみて下さい。 白菜は冬が旬ですが色が緑系で水分も多いので身体を冷やします。旬だからと言って全てが当てはまらないのでご注意ください。 参考までに身体を温める食材・調味料の例を記載しますので日々の食事で気に掛けてみて下さい。

  炭水化物…玄米、黒米、そば、全粒粉パンなど
  肉…牛肉、豚肉、鶏肉
  魚介類…赤身魚・青魚(まぐろ、あじ、いわし、えび、かになど)
  野菜…タマネギ、カブ、カボチャ、生姜、自然薯、ニンニク、長ネギ、ニラなど
  発酵食品…納豆、キムチ、チーズなど
  調味料…味噌、醤油、黒酢、塩、唐辛子など
  甘味…甜菜糖など

 【飲み物】では白湯や暖かい緑茶よりも製造過程で醗酵した紅茶、生姜湯、シナモンなどスパイスティー、ポリフェノールを含むココア、黒豆茶、赤ワイン、製造過程で醗酵した日本酒、紹興酒などは身体を温めるとされています。 が、その他のアルコールは身体を冷やすので冬場は控えましょう。 また、気を付けたいのは白湯とは言え、水分の過剰摂取(汗や尿で排出される以上の水分)や食べ過ぎ(消化のために血液が内臓に集中し指先や足先への血流が滞る)も身体を冷やすとされているので自身の代謝を理解し、適度に摂るようにしましょう。
 
 
≪行動習慣で温める≫
【自律神経を整える】
 日中の活動モードでの交感神経優位は言い換えると緊張状態が続いていることになり、リラックスモードの時よりも血流が悪くなる傾向がありますので睡眠時間と質を確保して副交感神経優位(リラックスモード)の状態を少しでも多くしましょう。
  また、ストレスが血流を悪くすることは知られているていますが、自律神経の乱れに関わりが深いので穏かな日常を送る工夫をしたいところです。
 
【湯船につかる】
 入浴はシャワーだけ! という方が増えているようですか、日頃から湯船につかる習慣を付けることをお勧めします。 湯船にゆっくり浸かることで身体が芯から温まると共に、リラックスモードになり易く自律神経を整えることにも役立ってくれます。
 
【身体をほぐす】
 デスクワークや何かの作業に集中していると身体が固まりやすくなることで血流が滞りやすくなります。血流が滞ると冷えやすくなると共に仕事や作業の効率も低下しますので、定期的に伸びや簡単なストレッチをして身体のコリをほぐす習慣を付けることをお勧めします。
 
 良い習慣も悪い習慣もそれ自体が習慣化してしまうと改善することが困難になりますので、是非良い習慣(身体を温める習慣)を習慣化する工夫をしてみて下さい。
 
 
≪冷えない身体づくり≫
 筋肉量を減らさない取り組みを心掛けて下さい。 筋肉は身体全体の大部分(70%とも言われています)の熱を産生しているようで、運動習慣の無い方は徐々に冷えやすい身体になってしまっていることになります。
 運動習慣をつけることが一番なのですが簡単には習慣づかないのが現実だと思いますので、階段とエスカレーターがあることろなら階段を、車で「すぐ」のところなら歩いて行くなど身体を動かすことを心掛けてみて下さい。歩くことによって新たな発見をしてワクワクするかもしれませんし、血流が巡りやすい身体になることも期待できますね。
 
 
 様々な例を挙げてきましたが一度にすべてを変えられるほど人は器用ではないはずですので、普段している行動に近いもの、少しアレンジすればできそうなことから始めてみて下さい。
 何か一つでも習慣化できれば今シーズン中にも変化を感じられるかもしれませんし、来年の今頃は冷え知らずの身体で「冬場でも潤った肌」が実現しているかもしれませんね。

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